大リストラ時代を生き抜くには

大リストラの嵐

大リストラの嵐が日本の大企業を中心に吹き荒れている昨今でございます。

大手企業を中心にここ1,2年位前から40才や45才以上の中高年社員を対象としたリストラ、人事異動などが活発に行われていました。

そしてここにきて、経団連会長の雇用制度は維持できないなどの発言も相まって、「日本経済、雇用の転換点」がにわかに現実味を帯びてきたのではないでしょうか。

なぜリストラが横行するのか

理由をいくつか考えてみました。

1,企業の先行景況感の懸念

リーマンショックから10年が経過し景気循環の山から谷にむかう可能性を企業が感じ初めているから。

2、AI、ロボットなどの置き換え

総務や経理など企業にお金に生み出さない単純作業や労働などはすでにAIやロボットに置き換えられておりそのための人員整理。

3、働き方改革法案への対策

働き方改革の法律によって残業代の制限や有給休暇取得への圧迫が企業収益を大きく損ねており、それについての人員削減。

様々な理由が考えられますが、おおまかには以上のような理由は大きく考えられるのではないでしょうか。

サラリーマンがリストラに備えるには

既に45才に達しているサラリーマンは大変注意が必要です。大半は中小零細企業に努めていたとしても、リストラされた大手企業の45才以上のサラリーマンが転職市場に乗り込んでくるため、競争率の激化やまたは自社に転職してくる人材が元大手の優秀な方かもしれません。

そしてサラリーマンが今後どうするのかを考えてみましょう。

常に社内営業に特化して生き抜くのか、または転職状況なども視野にいれていくのかにもよって大きく人生が左右されることにもなります。

特別なスキルもない場合は常に上司のご機嫌をうかがっておき同僚よりも我先に提灯を一生懸命にかついでいくスタイルを取るとういう、おおまかにはそんな人も出世には欠かせないのかもしれません。

営業や技術などお金を生み出せる能力のある人はそれを継続させることで企業への貢献度を踏まえ、それを継続させることでリストラから免れることができるし、またはそういった人はたとえリストラされても他企業からの評価は高いと思われます。

独立、ビジネスを起業

特別な知識や経験を活かし、自ら起業をするという方も少数ではありますがその可能性もあります。

何をやるのか、資金はいくらあるのか、または人脈や取引先の確保ができるのか、そして起業から軌道にのるまでの期間を考慮してビジネスを成功させていく力が必要になります。

そして、若い学生やこれから40才代を迎えるサラリーマンなども他人ごとではなく日本の終身雇用制度は終焉に向かいつつあることを認識しこれからの人生設計を本気で考え直す必要があるのでしょう。